浅虫温泉
函館旅行の起点に、青森・浅虫温泉に宿をとった。
大きな観光ホテルもあるのでもっと賑やかなところかと想像していたら実に静か。青森湾の景色のよさもさることながら、行く先々での人当たりの良さが心に残った。
車窓の景色がどんどん海に近付いていくとまもなく浅虫温泉駅。温泉のシンボル「湯の島」は目の前。ちなみに泊まった温泉旅館も駅から2・3分のところで、本当に便がよい。
風光明媚な浅虫温泉だが、残念なことにそれを楽しむための遊歩道や休憩スポットのような場所が乏しい。そのなかで道の駅「ゆ~さ浅虫」は旅人が気楽に憩える唯一の場所かもしれない。お土産売場やレストラン、休憩所、日帰り温泉もある。
また、駅前から往来が激しい国道を跨ぎ、海岸側まで架かる橋の中央部に接続して建物があるため、どこに行くにもここを通って、という感じになる。
紅葉の山並みをバックにひっそりとある入り江。
温泉街の真正面に浮かぶ「湯の島」。紅い鳥居は、弁財天宮につづく「海上大鳥居」。
湾の左手には遠く青森市街、そしてその先に岩木山が望める。心にしみる風景。しかし、つくづく海岸沿いに道ひとつでも欲しい、と思うのは旅人のわがままというものだろうか。
駅から歩いて10分ほどのところに、家族連れ、子供たちに人気の浅虫水族館がある。イルカのショーはここでも一番人気のようだ。
撮影時期:11月初旬
撮影機材:αSweetDIGITAL、TAMRON AF18-200mmF3.5-6.3 XR DiII